30年以上にわたって活動を続けるビッグバンド「渋さ知らズ」の実像に迫ったドキュメンタリー。 1989年の結成以降、離合集散を繰り返しながら現在も精力的な活動を続ける「渋さ知らズオーケストラ」。ジャズを基調としながらダンサーや舞台役者がステージを彩り、総勢30人を超えるメンバーが熱狂的なパフォーマンスを繰り広げる。映画ではバンドの中心人物である不破大輔がその原点やエピソードを語るほか、黎明期の元メンバーたちが当時を振り返る。さらに元メンバーの佐々木彩子がナビゲーターを務め、渋谷毅、林栄一らジャズ・アバンギャルドシーンを牽引してきたミュージシャンたちと対話を重ねてセッションを展開。ミュージシャンの大友良英、映画監督の山下敦弘らも出演し、それぞれの立場から同バンドについて語る。 監督は、2019年に京都大学西部講堂で開催された「渋さ知らズオーケストラ 天幕講堂渋さ西部大祭」を記録した佐藤訪米。